子供の学力を向上させるために家庭教師を雇いたい。
だけど近所に希望を満たすような会社がない。また感染症予防で人との接触を避けたい。自宅に人を招くのは抵抗がある。そう思っている人も多いはず。
そんなときはオンライン家庭教師がおすすめです。
当記事では、オンライン家庭教師とは何か。メリットやデメリット。そして選ぶポイントについて、詳しく解説しています。
子供の学力向上のために、オンライン家庭教師での学習を考えているのであれば、ここで解説していることを参考にしていただければと思います。
オンライン家庭教師を始めるのかどうかの判断材料になることでしょう。
オンライン家庭教師とは
オンライン家庭教師とはパソコンやタブレット、スマートフォンなどを使いながら、実際に会わなくてもオンラインで指導が受けられるサービスです。
オンライン塾や授業動画との違いは1対1のマンツーマン型で双方向のコミュニケーションが可能だということです。
塾はグループ学習が行われるため個別での対応は難しく、塾のカリキュラムに合わせて授業が行われます。また授業動画は手軽ですが、コミュニケーションがとれません。
オンライン家庭教師のメリットとデメリット
オンライン家庭教師のメリットとデメリットを解説します。
オフラインではなくオンラインであること、そして塾や授業動画とは違い、家庭教師であることのメリットとデメリットを感じてもらえたらと思います。
オンライン家庭教師のメリット
オンライン家庭教師のメリットは以下の7つ。
- 好きなときに好きな場所で受けられる
- 一方通行ではなく、双方型のコミュニケーション
- 子供ひとりひとりに合わせた指導が可能
- 時間に余裕ができる※子供も保護者も
- 辞めるときに気まずくない
- 保護者が授業の様子を知れる
- 感染症の心配がない
好きなときに好きな場所で受けられる
オンラインであれば好きなときに好きな場所で学習することが可能です。
例えば夏休みなどの長期休暇で親の実家に帰省していても問題ありません。これが近所の学習塾や、自宅に家庭教師を招いていたら難しいですよね。
またオンラインは地域差による教育格差を解消することができます。都会なら周りにたくさんの塾や家庭教師の人材がいますが、地方ではない場合があります。
住んでいる地域によって教育を受ける機会に格差が生じる。オンラインはそんな問題を解消してくれるのです。
一方向ではなく、双方向のコミュニケーション
双方向のコミュニケーションとは、お互いの感情や意思を伝達しあうコミュニケーションのことです。
講師が一方的に情報を発信し続けるだけでなく、子供の意志や感情を積極的に汲み取りながら授業を行い、学力の向上を目指します。
塾などのグループ学習では積極的に自分の意見を言えずに、授業に参加している感じが持てないのであれば、家庭教師がおすすめです。
また意見交換を行いながらの勉強は、学習定着率の観点からの有効です。
近年ではハーバード大学やスタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学などが授業形式を「能動的な学習（アクティブラーニング）」で行なっているようですよ。
子供ひとりひとりに合わせた指導が可能
塾はグループ学習が行われるため個別での対応は難しく、年間を通じて設定されている塾のカリキュラムに合わせて授業が行われます。
多くの子供達が集まるオンライン塾では、生徒の学校ごとにカリキュラムが異なっており、授業内容や教材、進度などがバラバラです。
そのような状態で、生徒ひとりひとりのニーズに答えることは難しいですが、オンライン家庭教師なら可能です。
子供が塾のカリキュラムに合わせて学ぶのではなく、家庭教師が子供に合わせたカリキュラムを設定することで、より子供に寄り添った学習ができるのです。
時間に余裕ができる※子供も保護者も
通う必要がないので移動時間がない、また家庭教師を招く必要がないので部屋を入念に掃除したり、お菓子などを準備する必要がないのもメリットの一つです。
送迎の手間が省けるので、子供も保護者も時間に余裕が持てますし、夜遅い時間でも家で行えるので安心です。
また自宅に家庭教師を招いたときに、おもてなしを全くしないというのも気が引けますよね。でもオンラインなら授業のあとに気を使うこともありません。
送迎やおもてなしといった時間が省けることで得られる時間はとても助かりますよ。
辞めるときに気まずくない
一度始めた塾や家庭教師を辞めるのはとても気を使います。
近所の塾や家庭教師であれば尚更です。気軽に別の塾や家庭教師に乗り換えるというのは難しいですよね。
変な噂がたっても嫌ですし、代わりとなる塾や家庭教師が多くあるわけではありません。
しかしオンラインであれば、いろんな会社があるので選択肢が多いですし、コミュニティが近いわけではないので辞めるときの気まずさは軽減されます。
保護者が授業の様子を知れる
子供の勉強の様子がわかる。これもオンラインのメリットの一つです。
子供と先生のやり取りを聞いていると、先生のレベルや子供の理解力がわかります。
授業の様子がわかることで、今後も継続すべきか、他にどんなサポートが子供に必要かなどを考えることができます。
オフラインであれば、授業を聞くことは監視しているみたいで嫌ですよね。
私は毎回の授業を聞いているわけではありませんが、たまにチェックして今後の対応を模索しています。オンラインであれば気兼ねなく行えます。
感染症の心配がない
オンラインであれば直接会わないので、風邪を移すことも移されることもなく、感染症の心配をする必要がありません。
元気だけど咳や鼻水が出ている。そんなときもありますよね。他にも風邪を移されて、大事な試験のときに熱を出して受けられなかった。そういったリスクも存在します。
オンラインによって感染症のリスクを減らすことで、学習機会を損なうことを防げます。
オンライン家庭教師のデメリット
オンライン家庭教師のデメリットは以下の4つです。
- ネット環境の整備は必須
- 信頼関係を築きにくい
- 授業のテンポは遅くなりがち
- 勉強仲間ができない
ネット環境の整備は必須
オンラインで学習を行うためには、ネット環境の整備が必須です。またパソコンかタブレットといった端末を用意しなければいけません。
家庭のネット環境を整えるために月額5000円程度、端末の購入は数万円が必要です。
すでに環境が整っているのであれば大丈夫ですが、そうでなければ初期費用がかかります。
またネット環境を充実させるためには知識も必要になるため、これから整備する場合は多くの労力を払うことになるでしょう。
信頼関係を築きにくい
オンラインの場合、実際に会うよりも関係は気薄になりやすい。メリットで「辞めるときに気まずくない」と述べたのも、関係性が深くならないからです。
オンライン塾に比べるとマンツーマン形式になるので信頼関係は築きやすいですが、実際に会って行う塾や家庭教師と比べると信頼関係は築きずらいです。
ただこのデメリットは、しっかりとした会社を選ぶことや相性の良い先生から何度も学ぶことで解消されます。
授業のテンポは遅くなりがち
塾とは違い、子供ひとりひとりに寄り添ってもらえるのはメリットですが、そのぶん授業のテンポは落ちることがあります。
どんどん先に進み予習を行いたいのであれば、オンライン家庭教師は向かないでしょう。
わからないところや学びたいところを重点的に勉強する。そういった場合におすすめです。
勉強仲間ができない
近所の塾に通っていると勉強仲間ができ、お互いに刺激しあいながら学ぶことができます。
勉強友達がいることでモチベーションが高まったり、精神的な支えになったり、ライバル関係として競い合えたりといったメリットがあります。
オンライン家庭教師ではそういった仲間を作ることができません。
ただ勉強仲間は学校生活になかでも見つけることができますし、一人で黙々と勉強ができるのであれば問題ないことです。
子供のタイプを見極めて、どのような学習形式にするか決めると良いでしょう。
オンライン家庭教師の選び方
オンライン家庭教師を選ぶ際には、以下の項目をチェックしましょう。
- 必要なものは何か？
- 料金
- サービス内容
- 講師のレベル
- サポート体制
- 返金保証や成績保証制度
会社によってはパソコンのみ対応のところもありますし、タブレットやスマートフォンが使えるところもあります。
MacもしくはAndroidに非対応ということもありますし、またSkypeやzoomといったツールの指定があることも考えられます。
料金体系も選ぶ際の重要なポイントです。相場は週1回（月4回）で1万5000円〜3万円と言われており幅があります。
もちろん安いほうがありがたいですが、サービス内容や講師のレベルが低ければ意味がありません。安かろう悪かろうです。
総合的に考えて契約する会社を選ぶ必要があります。
入学金（相場は約2万円）やテキスト代などもかかってきますので、慎重に検討をしてオンライン家庭教師を選びましょう。
複数の会社で無料体験授業を受けてから決めよう
オンライン家庭教師のメリットやデメリットを紹介してきましたが、いかがでしたか？
もし子供のためにオンライン家庭教師を初めてみようと思ったのであれば、別記事の選ぶポイントを参考にしながら、気になる会社を探してみてください。
また必ず無料体験授業を受けることをおすすめします。
説明されていることだけを鵜呑みにせず、実際に体験を通して本当に子供と相性が良いのかを確かめてから選択しましょう。
体験してみないとわからないことは結構多いですよ。
